フライパンだけで作るオートミールクッキー

フライパンだけで作るオートミールクッキー

ここで使うオートミール

ここで使うオートミールはインスタントオートミールです。

インスタントオーミールは、メーカーで水を加えて一度火を通してあります。

それを乾燥したものですから、お湯や牛乳などですぐ戻すことが出来ますしそのままパリパリと食べることもできます。


ここでは、このインスタントオートミールを使って、フライパン一つで作れるクッキーを紹介します。

フライパンだけで作るオートミールクッキー


 

レシピ


材料(大判一枚分)

1  インスタントオートミール     大匙山盛り4
   小麦粉              大匙2
   蜂蜜                大匙1
   ドライフルーツ微塵切り      大匙1

作り方

材料を全部ボールに入れて混ぜ合わせ生地を作ります。

生地を丸い団子にします。このとき少量の水で団子にしやすい硬さに調整します。

テフロンコーティングのフライパンに生地の団子を乗せて平たく押しつぶします。

(押しつぶしたとき、周囲が割れるようなら水分不足です。ボールに戻して水を加えます)

弱火で蓋をしてじっくり両面とも焼きます。はい完成!

アレンジ

生地にナッツを細かく砕いて加えると香ばしさが増します。

水を多めに加えて糊状とし、スプーンでフライパンに落として円盤状にすることにも、どなたか挑戦してみてください。




オートミールクッキー


クッキー (cookie)と言うのは、通常小麦使った焼菓子の一つです。

クッキーと言う言い方は主に北米で呼ばれる言い方で、北米以外の英語圏ではビスケットと呼ばれるのが普通です。

クッキーとビスケットは地域や言語によって定義はまちまちです。

このHPではオートミールクッキーと言う言葉を使っていますが、これはオートミールを使って作ったクッキーを指して言っているものであり、一般的な言い方でないことをお断りしておきます。


オートミール

オートミールと言うのは、オーツ麦を簡単に調理できるように加工した物のことです。

オーツ麦は食物繊維に富み、栄養価も高く、とても良い穀物ですが、外皮を取り除いただけでは食べられるように煮込むのに大変時間を要しますので、メーカーで色々の加工がなされ調理しやすくなっています。

その加工工程にっていろいろのオートミールが出来てきます。

外皮を取り除いたオーツ麦をいくつかに切ったり挽き割ったものはスチールカットオートミールと言われます。

またオーツ麦の実を加熱したあとローラーで平たく押しつぶしたオートミールをロールドオートミールはと言います。

さらに、クイックオートミールはロールドオートミールを細かく裁断したオートミールのことです。

インスタントオートミールは、昔の戦国時代に兵隊が腰に下げていた干し飯のように、一度メーカーで調理したオートミールを乾燥したオートミールです。

そのため、インスタントオートミールはそのまま食べることも出来ますし、水や牛乳などで戻せばすぐ軟らかくなります。

オーツ麦の実から加工されたオートミールは食物繊維を多く含みますので、このオートミールを摂取することで体内のコレステロールを低減することができ、高血圧や動脈硬化、脳梗塞や心筋梗塞などを予防する効果があることが明らかになっています。

また、オートミールの水溶性食物繊維は水分を吸収して膨張するため、少量でも満腹感が得やすく、さらに消化吸収されにくいため腹持ちが良く、ダイエット用食品として優れた性質を持っています。

ビスケット(クッキー) の語源

オランダ語のクッキーと言う言葉は小さなケーキを意味していますが、このクッキーが英語に入り込み、イギリスに至って、ビスケットとほとんど同じ意味で使われるようになったのです。


オートミールクッキーの解説

オートミールクッキーと言うのは一般的な言葉ではないかもしれませんが、オートミールを使ったクッキーと言う意味で少し解説します。

ケーキと同じような大きなクッキー、ケーキクッキーは一般にサクサクするまで、長時間時間焼くものもありますし全く焼かないクッキーも存在します。

大きさにかかわらず、大きくても小さくても、クッキーは、砂糖、香辛料、チョコレート、バター、ピーナッツバター、ナッツやドライフルーツなど材料とし、様々の手法で作られます。

また、クッキーの硬さは、長時間焼くことによって得られやすく、固さ柔らかささは焼き時間に密接な関係があります。

生地に混ぜる材料としてオートミールを用いるのがこのサイトのレシピの特徴です。

オートミールを加えることによってクッキーの歯ざわりが良くなります。

オートミールは水分の含み具合でパリパリにもなり、しとしとにもなります。

このためオートミールクッキーの水加減、焼き加減はその人によっていろいろな特徴をだすことができます。


クッキーはケーキヤパンのような系統ではありますが、クッキーの場合は最初の生地が持っていた水分はほとんどなくなるのが普通です。要するに焼き菓子なのです。

またこの水分はオートミールの硬さを調節する役目も持っています。

これは出来上がったときの歯ごたえやサクサク感を変えることになります。
ケーキやパンは、生地の水分は最後までほとんど保たれることが多いのに比べ、ここに特徴があるのです。

クッキーの場合、特殊な例を除いて多くの場合何らかの油分を加えます。

バター、サラダ油、オリーブ油、ラードなどです。卵黄を使う場合もあります。

水のみで作った場合のクッキーは、ボロボロとした感じになりやすいのに対して、油分を加えた場合はしっかりしたパリパリ感を与えてくれます。


ケーキを作る場合も油分が使われますが、この油分はケーキを膨らませるためのものではありません。

ケーキを膨らませるのはベーキングパウダーの発生する炭酸ガスです。

この膨らみ具合が多くのケーキの美味しさを決めてしまいます。しっとり感やサクサク感を変えてきます。

ケーキにオートミールを入れる場合もあります。

オートミールは水分を非常に少量から非常に大量にまで広い範囲の吸収性を示します。

少量の場合はパリパリした感じ、大量の場合はお粥のような感じにまでなります。

このため、入れたオートミールにどれだけの水分を含ませて完成させるかで色々の食感のケーキにすることができます。


日本でのクッキーとビスケットの違い

昭和46年ころ、ビスケットとクッキーの差について議論されました。

たとえばビスケットよりも高級感のある「クッキー」という名前で安価なビスケットを販売するのは困るとか、何がビスケットで何がクッキーなのか明確にすべきだとか議論されたのです。

そうして、「ビスケット類の表示に関する公正競争規約」が制定されました。

ビスケットは「小麦粉、糖類・・・・・・を成型機で製造した食品」をいい、クッキーは、「手作り風の外観を有し、・・・・・風味よく焼き上げたもの」と言うことになりました。

要するにビスケットは成型機で作ったもので、クッキーは手作りのものということです。