毎朝オートミール

毎朝オートミール

毎朝オートミール

ダイエットのために、悲壮な決意で毎朝オートミールだけというのなら、それはそれで良いのですけれど、そうではなくて、アメリカ人の真似をして、毎日の朝食をオートミールに変更したとしますとどうなるでしょうか。
市販されているオートミールは、パリパリするものもあれば、コトコト炊いてお粥にするものも有ります。
時々変えてもいいわけですから、そんなに飽きないかもしれません。
でも私も実際にアメリカで少しの間ですが、生活した経験から言いますと、ああ日本食が食べたい、と思うときがありました。
日本で毎朝ご飯と味噌汁を食べていて、ああ洋食が食べたい、という気持ちにはならないのに、これは不思議です。
この気持ちと言うのは、日本にいて、たまにはパンでも食べてみるか、という気持ちとは違います。
何だか無性にご飯が嫌になり、味噌汁も鼻について、たまらなく嫌になってくるという意味なのです。
大抵の日本人はそう言う思いに悩まされたことはないのではないかと思います。
先のアメリカでの生活の話は、正にそう言う思いなのです。
来る日も来る日もパンばかり。
ライス系の食事もあるにはあるのですが、近くで、朝早くからやっているレストランには有りませんでした。
遠くにならあったのかもしれませんが、私は知らずに終わってしまいました。
国内の話ですが、出張で出かけたホテルで朝食を食べるときは、たまには洋食にするか、などと思いますが、ビジネスホテルに泊まっているときでも、夕食は晩酌付きの和食の方が良いですね。
他の人の意見でも、外に出ていて、毎日、毎日おなじものを食べていると飽きてきますといわれています。
これらのことを総合してみますと、日本人の食文化はバラエティーに富み、海外の食文化を貪欲に取り入れてきているのだと思います。
冬は温かく、夏は冷やして、季節ごとに旬のものを食べるのもそういった心からなのではないでしょうか。
日本人に生まれて、日本食が食べられて、やっぱり幸せだったと思います。
文化とはこういうことでしょうね。きっと。