オートミールと脂質

オートミールと脂質

脂質

オートミールは炭水化物やたんぱく質とともに脂質も含み、栄養価も高い食品です。

私たちは脂肪が付いてきたのでダイエットしていますとか、この食品は脂質が豊富です、などとよく言いますが、脂肪と脂質はどう違うのでしょうか。

調べてみますと、明確な定義はないそうですが、栄養素として表すときには「脂質」を使う片が多いようですが。

学術的には、植物油や肉の脂身など食物に含まれる中性脂肪を「脂肪」と言い、コレステロールなどまで含めたものを「脂質」と言います。

ただその境界線は明確にはなっていませんが、脂肪は脂質の一種だという位置づけになります。

脂質の定義として、次のような言い方もあります。

  脂質とは、有機溶剤に溶ける物質の総称である。

このような言い方もありますが、一般的に脂質は炭水化物やたんぱく質に比べて大きなエネルギーを持っています。

脂肪と言っていますが、これは一般的には中性脂肪のことです。

その中性脂肪は脂肪酸を含みます。

さらに脂肪酸にはいくつかの種類があります。

例えば、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、一過飽和脂肪酸、・・・ などであり、飽和脂肪酸の中にラウリン酸やミリスチン酸などがあるのです。

このように多種類の脂肪酸がありますが、体内で合成できないため、食物から摂らなければならない脂肪酸があります。これを必須脂肪酸と言います。

脂肪酸は脂肪を構成しており、脂肪は脂質の一部です。

オートミールには脂質が含まれています。

オートミールはダイエットに適しているのですが、不思議なことに高い栄養価を持っているのです。

高い栄養価を持っていながらダイエットに良い理由は、食物繊維が非常に多く含まれているからです。

食物繊維は水分を含んで体積膨張することや、消化吸収されないために腹持ちが良いことなどによります。