オートミールのビタミンE雑学>
オートミールのビタミンE
ビタミンEビタミンEは体の中で、細胞膜の中に多く存在し、副腎、肝臓、心筋、睾丸、子宮などに主に蓄えられています。老化や生活習慣病の予防に効果が期待されています。 オートミールのビタミンE含有量 文部科学省の食品成分表で穀物について調べてみますと次のようになりました。 可食部100g当たりビタミンEの含有量をmgで示したものです。 ただし、ビタミンEには8種類が知られていますが、その内αトコフェロールについての含有量です。 ビタミンEはほとんどαトコフェロールによって占められているからです。 アラマンサス 1.3 小麦 1.2 玄米 1.2 ライ麦 1.0 トウモロコシ 1.0 オートミール 0.6 あわ 0.6 もろこし 0.5 強力粉 0.3 大麦 0.2 そば 0.2 白米 0.1 ひえ 0.1 きび Tr オートミールは14品目中第6位で、中間的な含有量です。 オートミールはビタミンEを特に多くもなく、特に少なくもなく、穀物としては普通程度に含有しているわけです。 ビタミンEの働き ビタミンEには酸かを防ぐ働きがあり、老化を防止する効果があります。 細胞膜には不飽和脂肪酸がありますが、この不飽和脂肪酸が酸化しますと、細胞を破壊したり、異状細胞を形成して細胞の寿命を縮めます。 ビタミンEは、その酸化を妨げるため、老化を防止したり、癌の発生を抑えたりする効果があると考えられています。 また、コレステロールが酸化しますと、動脈硬化になりますが、ビタミンEはこれも抑制します。 ビタミンEは毛細血管を拡張し、血液の流れをよくします。 また、性ホルモンの生成や分泌に関与し、生殖機能の維持作用に働きます。 摂取量 ビタミンEは一日にどの程度摂ることが望ましいか、食事摂取基準を見てみますと、大体8から10mgとされています。 しかし上限も記されています。大体700から800mg程度までと記してあります。 ビタミンEが不足しますと、赤血球が壊れて貧血になることがあります。 また、動脈硬化や老化のリスクが高くなります。 逆に摂り過ぎますと、筋力低下や疲労、吐き気、下痢などがみられます。 |