オートミールの成分/栄養素雑学>
オートミールの成分/栄養素
オートミールの栄養素オートミールと言うのはオーツ麦(燕麦、エンバク)を加工した食品ですが、その原料であるオーツ麦は最初、小麦畑の雑草だったのです。 耐寒性が強く、小麦が全滅するような冷害を受けた年でも生き残ったのです。 紀元前の太古の人たちはお腹をすかし、その雑草を食べてみたのです。 籾殻と言いますか外皮を取り除き、おそらく土器の中に入れて煮たのではないでしょうか。 すると意外に美味しいし、お腹はふくれるし、活力も出てきたのです。 オートミールのもとであるオーツ麦は栄養に富んでいたのです。 オーツ麦そのままでは食べられるように調理するのに時間がかかります。 実用的な食品とするために挽き割するとか、圧扁するなどの加工を施し、調理しやすくしたものがオートミールです。 圧扁とは、蒸気で加熱した後ローラーで平たく押しつぶすことです。 とにかくオートミールは昔雑草だったわけで、特徴のある栄養素になっています。 たんぱく質 13.5%であり、米の約2倍もあります。小麦よりも多いです。 たんぱく質は私たちの体の筋肉や皮膚、毛髪や内臓などあらゆる組織を作る材料となるものです。 脂質 5.7%です 脂質は効率の良いエネルギー源となり、細胞膜の構成成分にもなります。脂質は1g当たり、9kcalのエネルギーとなり、たんぱく質や炭水化物の2倍以上のエネルギーを持っています。 炭水化物 69.1% これはほとんど澱粉です。 オートミールは小麦と違い、グルテンはあまり入っていません。 炭水化物は糖質として吸収されエネルギー源として使われ、余ると脂肪となって蓄えられます。 消化吸収されない炭水化物もあります。これは食物繊維と言われるものです。 オートミールにはこの食物繊維が他の穀物よりも多く含まれています。 |