オートミールのアミノ酸雑学>
オートミールのアミノ酸
アミノ酸体内の臓器などを構成しているたんぱく質は、食品から得られるアミノ酸から作られています。アミノ酸は窒素を含む化合物であり、ペプチドやたんぱく質を作ります。 人間を含め、生物の身体を構成するアミノ酸の数はわずか20種類です。この20種類のアミノ酸がどれだけ、どのように結合するかによってさまざまなペプチドやたんぱく質が作り出されます。 私たちが食べた食品のたんぱく質は消化吸収の過程でアミノ酸として取り込まれ、そのアミノ酸で私たちの体のたんぱく質が作られるわけです。 アミノ酸のなかには、体の中で合成できないアミノ酸があります。このアミノ酸は食品から摂取しなければなりません。 このようなアミノ酸を必須アミノ酸といいます。 オートミールには次のようなアミノ酸が含まれています。 イソロイシン 560 mg 、ロイシン 1100 mg、 リジン 610 mg、 メチオニン 260 mg、 シスチン 490 mg 、含硫アミノ酸 750 mg、・・・・・・・ そのほかにも、 アスパラギン酸 1200 mg、 グルタミン酸 3100 mgなども含まれています。 その結果、オートミール100g中には、アミノ酸総量 14000 mg が含まれています。 オートミールのこのようなアミノ酸を多く含む部分を集めて、サプリメントとして服用されることもあります。 直接サプリメントとして各種のアミノ酸を飲めば、たんぱく質を食べてこれを分解してアミノ酸にするよりも手っ取り早いため、筋肉を特に作りたい人、ボディービルダーには良く使われているようです。 通常は色々の食品を食べることにより、多くの種類のたんぱく質や多くの種類のアミノ酸が取り込まれるようになっていますので、特定のアミノ酸をサプリメントから摂る必要はありません。 オートミールはダイエット食に良いといわれるのは、少量で満腹感が得られることは勿論ですが、このようなアミノ酸も含んでいることも一つの要因です。 |