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オートミールダイエットと血糖値
オートミールの血糖値抑制血糖値とは血糖値というのは、血液の中にブドウ糖がどれだけ含まれているかを示す濃度のことです。健常な場合ですと、血糖値はおおよそ80-100mg/dl程度ですが、食事をした後では食べ物の消化吸収により血糖値は高くなってきます。 この現象は当然のことで、問題ないはずなのですが、血糖値の高めの人は、この食後の血糖値増加は問題になります。 それは血糖値の増加がインスリンの分泌を多く要求し、すい臓に負担をかけ、すい臓にダメージを与えかねないからです。 このためなるべく食事した場合にも血糖値の急上昇は避けることが望ましいのです。 特にダイエットもせず、肥満している人の場合は問題になりやすいわけです。 糖尿病と言うのは尿の中に糖が認められると言うことが主体でではなく、血液中の糖、血糖が多すぎるために尿にまで糖が混じってくるのです。 糖尿病とは血糖値が高すぎることをいうのです。 血糖値が高すぎると色々の細胞に障害を起こすようになります。 血糖値が高いとのどが渇きやすくなったり、最悪の場合足が壊死してしまい、切断しなければならなくなります。 常時の血糖値が高いのは2つの原因があります。 血糖値が高くなる一つの原因は膵臓からインスリンが十分出てこなくなることです。 もう一つの血糖値が高くなる原因は、インスリンは十分にあるのに、細胞が糖を分解しにくくなることです。 血糖値が高く、糖尿病と診断されれた場合、「もう治る見込みはない」とよくいわれることがあります。これは膵臓が損傷した場合のことです。 おなじ血糖値が高い場合でも、細胞、特に筋肉を鍛えることによって糖を分解できるように改善することができます。 血糖値が高い場合の対策として、膵臓にしろ細胞にしろ、筋肉を鍛えて血糖値を下げることは可能なのです。 膵臓にダメージを受けている場合、それ以上膵臓を悪化させないためには食事によって血糖値を急上昇させないことが大切です。 血糖値が急上昇するとインスリンをたくさん出さなければならないと思い、痛みかけている膵臓がけなげにも一生懸命働き、自分を働き過ぎで傷つけてしまうからです。 炭水化物は部会されて糖になり、血糖値を上昇させます。 甘いものはもちろんのこと、パンやご飯も血糖値を上昇させるのです。 食物繊維の働きオートミールの食物繊維がダイエットや健康にに良いということをお話しましょう。オートミールは水溶性の食物繊維と不溶性の食物繊維の両方を沢山持っています。その水溶性の食物繊維は水分を吸収してどろりとした状態になり、食べ物にまといつきますので、消化酵素に接触しにくくなって、吸収がゆっくりになります。 このため、血糖値の急上昇を抑制してくれるわけです。 オートミールがダイエットに良いのは満腹感とか、低カロリーとか、腹持ちがいいなどです。 オートミールが健康に良いのは、一緒に食べたコレステロールを食物繊維が排出する作用や、糖質、すなわち炭水化物の消化吸収を抑え、血糖値の急上昇を抑えることです。さらに、オートミールの食物繊維は便通を良くしてくれます。 オートミールの効果オートミールは食物繊維が多く、ダイエットに適した食材ですが、食物繊維は消化を遅らせますので血糖値の急上昇を抑制します。このため糖尿病の予防にも良いのです。オートミールと言うのは、オーツ麦を調理しやすいように加工した物のことですが、オーツ麦は昔雑草として考えられていたほど丈夫で食物繊維を非常に沢山含有しています。 このためオーツ麦を加工したとはいっても、オートミールは食物繊維をたくさん含んでおり、穀物の中ではトップクラスの含有率を誇ります。 食物繊維には2つの種類がありそれぞれ違った効果を持っていますが、この2つが協力することで健康にとってとても良い働きをします。 一つは水溶性食物繊維で色々のものを包み込んで消化吸収を遅らせます。もう一つは腸壁を刺激して排泄を促します。 オートミールはこの2つをともに含有していますので例えばコレステロールを包み込んで排出する効果を持っているわけです。 また、オートミールはダイエットにとても良い食材です。 なぜオートミールがダイエットに適しているかと言いますと、少量でもお腹がふくれ、その状態が長続きするからです。これは水溶性食物繊維が水分を吸収して膨張し、消化吸収を遅らせるために腹持ちが良くなるためなのです。 また、ダイエットが出来れば脂肪は減少します。ですからオートミールによるダイエットの結果、血液中の糖濃度が下がることが期待できます。 ただし、これは多くの場合と言うことであり、すい臓の機能に問題があって、インスリン分泌がうまくいかない人の場合は、ダイエットを行ってもあまり効果は期待できません。第一にインスリン分泌の問題を治療しなくてはなりません。 オートミールを摂ってダイエットに成功すれば、余っている糖の分解や血管への付着もなくなり、動脈硬化や心臓病を予防できます。 オートミールの食物繊維は色々の働きをします。 オートミールを一緒に食べますと、消化吸収が遅くなるために血糖値の急上昇が抑えられ、糖尿病の予防に役立ちます。 また、オートミールはコレステロールを排出する作用がありますので、血液中のコレステロールが減少し、動脈硬化を予防します。 動脈硬化がしにくくなると言うことは、心筋梗塞や脳梗塞の予防もしてくれると言うことです。 このようにオートミールはダイエットに適しているとともに、健康のためにも大変良いのです。 昭和天皇が健康のためにオートミールを召し上がられていたことは有名なお話です。 ではオートミールの血糖値抑制効果を中心に少し詳しくお話ししましょう。 高血糖の抑制どの動物でもそうですが、意外なことに、血糖上昇に対する防御機構を、ほとんど備えていません。たとえば人の場合、糖がたっぷりの清涼飲料水を毎日大量に飲むだけで容易に糖尿病のようになる可能性すらあります。 血糖値が高くなったとき、調節するホルモンはインスリンだけです。この調節メカニズムが破綻した場合、糖尿病を発症することになります。 二つの場合があります。 すい臓からインスリンが分泌されにくくなった場合 インスリンは出ているものの、インスリンが出ていても血糖降下作用がうまくいかなくなった場合 一般に肥満している人は血糖値が高く、動脈硬化や心筋梗塞なども引き起こしやすくなります。 簡単に言えば、余っている脂肪が分解して糖になり、血液中の糖濃度を上げたり、血管の内面に脂肪が付いて血液が通りにくくなったりするためです。 尿糖は糖尿病の結果血糖値がおよそ180mg/dlを越えると、腎臓機能が追いつかなくなり尿に排出されるようになります。つまり尿中に糖が出てくるというのは糖尿病の原因ではなく結果なのです。血液中の糖を急に高めますと、健康な人でも尿に糖が出てきます。 たとえば、ショ糖180g程度を一気に食べたとしますと、健康な人でも糖尿を生じます。通常このようなことはありませんが、これはコーラ2.5リットル前後を一気に飲んだことに相当します。 低血糖の危険性無理なダイエットで、極度に食事を取らなかったりしますと低血糖症を引き起こします。血糖値が50mg/dlを下回ると、脳の活動に支障が出てきます。精神的な混乱が起き、意識がなくなることもあります。場合によっては生命の維持もできなくなります。 通常は低血糖症と言われる状態になっても意識に異常をきたすほどのことはありませんが、大量の冷や汗や動悸、手がふるえるとか恐怖感などが現れることがあります。 無理なダイエットをしすぎると、健康を害することになりますから注意が必要です。 |
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