オートミールダイエットと内臓脂肪

内臓脂肪

内臓脂肪による肥満

肥満しているとなぜいけないのでしょうか。

ぽっちゃりとしていて可愛いのではありませんか。

いえ、そうではありません。肥満していますと、高脂血症、高血圧、動脈硬化、糖尿病などいろいろの病気を引き起こす可能性が極めて高くなるのです。

余分な脂肪が悪さするからです。この脂肪は落とさねばなりません。


オートミールダイエット

そのためにはダイエットが必要です。そして運動も必要です。

オートミールによるダイエットでも、それだけではリバウンドしてしまい、再び肥満する可能性が高くなります。

ダイエットとともに、エクササイズつまり運動によって筋肉を作らねばなりません。

どのようにしてダイエットすると良いのか。

今までもやってみたけどうまく行かなかったと言う型が多いのではないでしょうか。

一度オートミールを使ってみてください。

オートミール30gを牛乳で炊いてお粥にし、朝食にするのです。蜂蜜や乾燥果実などを少し加えてもいいです。

これでほぼ満腹感が得られますし、腹持ちもいいです。

昼食も夕食も今までどおりで結構です。

間食や夜食をやめて、運動を取り入れれば必ずダイエットは成功します。


内臓脂肪レベルによる肥満の診断

日本では、内臓脂肪が肥満による色々な病気の唯一の原因といわれます。

その状態をメタボリックシンドローム(メタボ)と呼ぶこともあります。

しかし、Reavenは、内臓脂肪も皮下脂肪も、メタボリックシンドロームも同等であることを指摘しています。


フラミンガム心臓研究

2007年9月に報告された、メタボリックシンドロームの病態のもうひとつの基礎と考えられる各種炎症マーカーとの関係を調べたフラミンガム心臓研究でも、内臓脂肪も皮下脂肪もほぼ同等な関係にあるといっています。

内臓脂肪だけがメタボリックシンドロームの原因とする日本肥満学会の考え方は、一面的であることが明らかとなったとされています。


皮下脂肪

よく、「皮下脂肪なら問題ないが、内臓脂肪は危険だ」などと言われています。

お腹の皮をつかんでみて、あまり厚くは無いのにお腹の出ている人は内臓脂肪型であり、危険だとよく言われます。

しかし、インシュリン抵抗性という観点から見てみますと、皮下脂肪であっても危険であると再認識させられるのです。

結局どちらのタイプにしても、ダイエットによって、余分な脂肪を落とさなくてはなりません。