オートミールダイエットと生活習慣病

生活習慣病

生活習慣病

生活習慣病と言いますのは、糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症などのことです。

このような生活習慣が主な発症原因と考えられている疾患を総称した言葉です。

かつては加齢によって発病すると考えられたために「成人病」と呼ばれといました。

肥満はこれらの疾患の原因になることが多いです。

肥満は脂肪のつきすぎによって起こりますが、脂肪過多は血管の内壁にコレステロールを付着させ、動脈硬化を引き起こし、動脈硬化は、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすこともあります。

また肥満は、血糖値を上昇させ、糖尿病を引き起こし、糖尿病は足などの壊死をも引き起こします。

なお、肥満に加えて糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症などの生活習慣病を複合する状態を、医学的にはメタボリック症候群と総称します。


病因

これらの病気は虚血性心疾患や脳卒中を引き起こす元となり、最悪の場合は死に至ります。

一般に30〜40歳代以上の世代から発症しやすくなり、かつその発症に生活習慣が深く関わると考えられています。

その生活習慣と言いますのは、食事習慣、運動習慣、肥満、喫煙、飲酒などを意味します。

体色で運動は苦手、肥満体質を長く続けており、タバコをすって、お酒も大好きといえば、大抵健康を害するのではないでしょうか。
特に脳卒中、がん、心臓病は3大成人病として、早期発見、早期治療の体制が進められてきました。

成人病という言い方は、昭和30年代に定着してきたいいかたですが、脳卒中、がん、心臓病においては、40〜60歳くらいの働き盛りに多い病気として行政的に言い始められたものといわれます。


間違った生活習慣

研究が進んだ結果、成人病の原因の大半が長年にわたる生活習慣にあることが分かってきました。

成人病の直接の原因は高脂血症などですが、それらは間違った生活習慣によって高脂血症や高血圧おこり、その症状はどの年齢にも起こりうることが判明したのです。

このため、1997年頃から成人病に代わり、「生活習慣病」と呼ばれることが多くなりました。

生活習慣病は、子供のころからもその予防に気を付けなければなりません。

しかし現在でも「成人病」の呼称は残っています。例えば成人病センター、成人病特約など、今でも組織や保険などにおいて広く残っています。


メタボリック症候群の予防

メタボリック症候群すなわち糖尿病・高脂血症・高血圧・高尿酸血症などの症状はは肥満が原因となっていることが多いのです。

肥満とは体脂肪が付きすぎ、身体中脂肪が余っている状態ですので、血管の内壁にも脂肪が付いて動脈硬化となり、高血圧になります。

当然血液中の脂肪分も多くなり、高脂血症になります。脂肪の分解物である糖が多くなりますので糖尿病になります。

いずれにしても脂肪が多すぎるのは健康に良くないのです。

このメタボリック症候群を予防し、改善するためには先ず第一に生活習慣を改善することにあります。

その中でも最も大切なことは、肥満の解消です。これは自分で出来ます。また、自分でやらなければなりません。

肥満を解消するには、痩せ薬を飲めばよいのではありません。食生活を改善し、ダイエットしなければなりません。

ダイエットするには食餌のカロリーコントロールを行わなくてはなりません。

ダイエットはやればできます。オートミール粥を朝食に摂る方法は手軽で効果があります。

辛いダイエット方法は長続きしません。空腹をかかえて我慢するようなのはまず続かないと思います。

オートミールダイエットは少量でも満腹感が得られ、腹持ちもいいです。これなら辛い思いをしなくても良いのです。