オートミールダイエットと摂食障害

摂食障害

摂食障害

ダイエットと摂食障害

実はダイエットと摂食障害を直接関係付ける事は出来ないのです。

ダイエットは、オートミールなどによって、摂取するカロリーを低減することです。

ところが、摂食障害とはどういう障害かと簡単には言えず、一概にこの障害の人をダイエットさせてよいとは限らないのです。

摂食障害は以下に詳述しますが、拒食症の人も過食症の人も両方とも摂食障害として存在するのです。

要するに正常な食事を出来ないことです。

ですから、摂食障害の人は肥満しているとは限りません。摂食障害の人にむやみにオートミールダイエットを勧めるわけには行きません。


摂食障害は精神疾患

摂食障害は、極端な食事制限や、過度な量の食事の摂取などを伴い、それによって患者の健康に様々な問題が引き起こされるという精神疾患の一種なのです。主に拒食症と過食症を総称しています。

人間関係の問題による心理的なストレスや不適応、コミュニケーションの不全などが原因とされています。

摂食障害は大きく拒食症、過食症に分類されます。

また一定時間に渡り、食べ物を口に入れ咀嚼し、 飲み込まずにビニール袋などに吐き捨てるという行動を繰り返すチューイングと呼ばれる行為も存在します。


症状
症状は、拒食症、過食症などのタイプによっても異なり、また同じ拒食症・過食症などでも、患者によって症状は多様です。

拒食症では極端な食物制限が多く、食事を食べているところを他人にみられたがらない場合もあります。その他、体重を減らそうとして運動をするなどの過活動がみられることもあります。

短時間に多量の食べ物を摂取する過食行為もありますし、摂食障害であることを隠したいため、人前では食品を食べてみせ、直後にトイレに行き、食べたものを全て吐くといった行動をとる患者もいます。


統計

摂食障害は、女性に多くみられ、男性には比較的少ないとされます。


対処

拒食と過食は周期的に繰り返される場合が多く、精神科医・心療内科医など医師や心理カウンセラーの心理的なカウンセリングを受けることが有効なようです。

拒食や過食は、その背景にある心の問題を解決しないと完治しないこともあります。

家族間の協力が必要です。 また患者自身が治療を拒むことが多いのもこの病気の特徴になっています。


原因

摂食障害になる心理学的背景として以下のような説があります。

  対人関係の恐怖からの代償行動説
  「女性性の拒否」による代償行動説
  肥満への恐怖からのダイエット・ハイ説
  ストレス説(結婚生活のストレスや人間関係含む)
  遺伝説