オートミールダイエットと体脂肪計体脂肪計
オートミールダイエットは食餌療法の一つで、肥満の解消などを目的とします。 でも、いくら太っていても筋肉質かもしれません。 体脂肪計で測定して、ダイエットの必要性を判断しなくてはなりません。 太りすぎだと分かった場合、オートミールを使ってダイエットするとよいことと、太りすぎだということを体脂肪計で測定しましょうということをお話しします。 オートミールを使うとなぜダイエットできるのか、オートミールの良いところは何かなどもお話しします。 また、体脂肪計の原理や信頼性についてもお話しします。 ダイエットと体脂肪計BMIは確かに一つの目安にはなります。体重(kg)を身長(m)で2回割った値ですが、これが25を超えると肥満と判断されます。しかし、もしその人が例えばウエートリフティングのスポーツ選手で、筋肉隆々の人だったらどうでしょう。 確かに体重は重いかもしれませんがほとんど筋肉の塊です。 脂肪なんてどこに付いているかからないほどです。 こういう人はBMIで肥満かどうか判断する事はできません。 本当に脂肪が付いているかどうか直接計らなくてはなりません。 オートミールを使うかどうかは別問題であり、体脂肪を計ってみなくては正確にはダイエットすべきかどうか判断できません。 もし間違えてダイエットすると、大変です。 このために脂肪を測る機械が体脂肪計です。 体脂肪は見ただけではわからない運動もしないで、好きなだけ食べてゴロゴロしていて体重が増えてくれば、まず間違いなく体脂肪が増加しています。体脂肪計で測定するまでもないかもしれません。 太くなっているところを触ってみても分かるはずです。ぶよぶよしていて、力を入れてもぶよぶよのままです。 でも、そうでない場合もあるのです。内臓脂肪です。 内臓脂肪は外から触ってみてもぶよぶよしていませんし、力を入れればびっと張ってきます。一瞬これは筋肉がついてきたのかなと錯覚するほどです。 以前、表面からわかる体脂肪は健康に害はなく、体脂肪は危険であるといわれたことがあります。 でも、最近の研究結果では、どちらも健康を害する可能性が指摘されています。 血管にコレステロールが付着し、動脈硬化をきたして色々の障害の元になったり、糖尿病になったりしやすいのです。 やはり体脂肪はありすぎるのは健康上よくありません。 筋肉で体重が増加しているのならば喜ばしいことです。 体脂肪計の原理体表近くについている脂肪なら見ただけでもわかりますが、内臓脂肪は見ただけではわかりません。体内の脂肪の量を求めることはかなり困難でしたが、脂肪とそれ以外の部分では電気の通り具合が異なりますので、このことを利用した測定法が広く行われるようになり、手軽に体脂肪率を測ることができるようになりました。 体表脂肪でも内臓脂肪でもわかります。 この脂肪とそれ以外の部分との電気的な性質の違いをインピーダンスの違いと言います。 脂肪は電気をが通りにくく、いんびーだすが高いのです。 そのため、例えば、足を乗せるための極板を両足別々に用意してその間に微弱な交流電圧を印加し、裸足で極板に乗るようにすれば、人体のインピーダンスを求めることができます。極板にストレインゲージ(重さを検地するもの)を取り付ければ体重も同時に測定できます。 左の足裏から右の足裏までの電気的インピーダンスを測定することができます。 このインピーダンスが通常よりも高いならば、脂肪が多い可能性が高いわけです。 しかし、体内の電流の流れ方は一様ではないので、インピーダンスの測定結果がそのまま体脂肪率を確実に反映するわけではありません。 体脂肪計は、他の原理を用いて正確に測った体脂肪率を基準として、インピーダンスの測定結果の他に性別、年齢、身長、体重などのデータを加えて換算を行うプログラムを内蔵しているのですが、絶対的なものとは言い切れません。多少の誤差はしかたないようです。 体脂肪計の正しい使い方家庭用体脂肪計の表示する数値は多少正確ではないこともあります。そのため同じ体脂肪計で測った結果を、グラフにつけるなどして長期間で見るのがよろしいです。そのため、測定結果を記憶していく機能も内蔵されている高機能な体脂肪計も発売されています。 また、ダイエットを始めた場合、単に体重が落ちるだけではリバウンドする可能性があります。運動を良く行って筋肉質に変化しなくてはなりません。その様になっているかどうかのチェックも大切です。 水分率や骨密度の違いから、以下に該当する人は体脂肪計の測定結果と真の体脂肪率の違いが大きいようです。 成長期の児童 高齢者、閉経以降の女性 ボディビルダーやスポーツ選手、またはそれに近い人 風邪などで発熱中の人 むくみ症の人 骨粗鬆症患者 妊娠中の人 人工透析患者 ダイエットは動脈硬化や高血圧を予防するためにも、肥満している人にとっては大切なことですが、本当にあなたは肥満なのでしょうか。 体脂肪計は肥満の可能性を示してしてくれているのです。 最終的には行きつけのお医者さんに相談されるのがよいでしょう。 オートミールダイエット体脂肪計のグラフは肥満を示し、行きつけのお医者さんでも、少しダイエットした方が良いですね、と言われた場合、どのようにダイエットしたらよいでしょう。色々のダイエット法がありますが、オートミールを使うことをお勧めします。 オートミールはどのようなところがよいかダイエットするにはまず第一に食事のカロリー制限をしなくてはなりません。しかしそれは意外につらいのです。そのつらさを緩和してくれるのがオートミールなのです。 オートミールは少量を用いてもお腹が満たされ、ほぼ満腹感が得られます。 カロリー制限してもお腹が膨れるのです。 オートミールのもっと良い点は、腹持ちがよいことです。 腹持ちがよいということは、なかなかお腹がすいてこないという意味です。ですから間食したいという欲望もあまり出てきません。 オートミールのさらなる特徴は、色々の味付けができることです。 オートミールはもともと薄味のものですから、ダシの素の選び方でどんな味にでも調整できるのです。 毎日同じ味のものを食べていれば飽きが来てしまいますし、もし、始めた時のオートミールの味が悪かったら本当に困ってしまいます。すぐに変えてみることです。 オートミールでなぜダイエットできるのかオートミールは100gあたり380kcalの熱量を持っていますが、朝食のおかゆにするのであれば大体30gほどでよろしいです。すると、約100kcalです。 ここに牛乳や蜂蜜など多少好きなものを加えても200kcal見ておけば十分です。 朝食をオートミールのおかゆに変更しますと、普通の朝食500kcalが200kcalになるわけです。 これでまずまずお腹が膨れますし、そのあと昼食まであまり空腹感が出てきません。 昼食と夕食は今までどおりに食べるのです。 そうすると一日に300kcalカロリーダウンできますから、1か月では9000kcalのダウンになります。 9000kcalというのは脂肪1kgに相当します。ですからオートミールを食べれば一月で1kg減量できるのです。 この程度ならば健康にも全く影響しません。 朝食抜きなど無理な、急激なダイエットは健康に良くありません。 リバウンドの防止せっかく目標の体重までダイエットできたのに、元の食事に戻した途端、以前にもまして太ってしまったという話をお聞きではありませんか。これはリバウンドです。 身体が粗食に耐えられるように吸収効率を上げてしまうことが原因です。 ですからそのようになっているところへ普通の食事をとれば食べすぎということになってしまうのです。 このリバウンドを防がなくてはなりません。 それには、ダイエット中によく運動を行って、筋肉を付けておくことが必要なのです。 筋肉はカロリーを消費しますので、リバウンドしないで済むようになるわけです。 その運動は筋肉を付けてくれますから、例えばヒップはプリンプリンになったり、バストに張りが出たりしてきます。いわゆる健康美もできてくるといううれしい効果も出てきます。 オートミールでダイエットしようと、こんにゃくでダイエットしようと、リバウンドしないように運動によって筋肉を付けておきましょう。 |
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