オートミールダイエットと薬事法薬事法
ダイエットと薬事法ダイエットを行いますと、栄養バランスが崩れやすくならないとも限りません。オートミールによる朝食粥のダイエットならば心配することはありません。 しかしもうすこし強いダイエットを行う場合には栄養バランスが崩れる可能性も否定できません。 このため栄養補助食品をとることがありますが、これは全くの自然食品から、医薬品に近いものまで各種あります。 放置しておくと健康上問題になるものまで出回る危険性があります。 ダイエットを志す人を含め、国民の健康を守るために法的な決まりが設けられています。 薬事法は、日本国における医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器に関する運用などを定めた法律です。 この法律は、第1条として、 医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質、有効性及び安全性の確保のために必要な規制を行うとともに、 医療上特にその必要性が高い医療品及び医療機器の研究開発の促進のために必要な措置を講ずることにより、 保健衛生の向上を図ることを目的とする、とされています。 医薬部外品は、同法2条2項が定義する物で、人体に対する作用が緩和なものであり、医薬品のように販売業の許可を必要とせず、一般小売店において販売することができます。 健康食品実は、健康食品は、この医薬部外品にも含まれず、国として管理していないのです。薬事法に健康食品という項目は有りません。健康食品として販売してはいけないとも薬事法には書いてありません。 そのかわり、薬事法において許可されてはいないのですから、健康食品においては効能を記載することは許されていません。 何々に効き目がありますと書いてある健康食品は違反です。 ダイエットをするときに、つい広告にだまされたり、信じてしまったりすることがありそうです。 もし、健康食品としながら、効き目を宣伝していたら、それは薬事法に違反しているのです。 特定保健用食品いわゆる「トクホ」です。 ラジオ体操をしているようなマークが付いています。この食品は、実験データに基づいて審査を受け、「〜が気になる方に」という効能や効果を表示しても良い食品です。 トクホに指定されると、効能書きをつけても良いわけです。 最初に、日本政府がヤクルト本社にトクホを取得するように提案し、1998年認可されています。 医薬品ほどの効能がない食品機能を厚生労働省が保証する制度ですが、審査が厳しく認可取得に関する費用と時間がかかり過ぎるため、数はまだ少ないようです。 個別許可型というのは、商品ごとに個別に実験データを提出し審査を受け許可される必要があり、ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、お茶などやオリゴ糖など、あるいは食用油などの形態をしたものが多く、錠剤やカプセル、粉末状の物は少数です。 確かアメリカだったと思いますが、オートミールは心臓病や糖尿病に良いという効能書きを許されているとの話を聞いたことがあるように思います。しかし日本でトクホに認定されているかどうかはまだ未調査です。 先にも述べましたが、ダイエットを始めますと、色々の広告が目に付きやすくなります。 信頼できることをよく確認するようにしましょう。 |
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