ダイエット成功の秘訣/女性の甘いもの好きはホルモンの関係

甘いものの良い食べ方紹介
女性の甘いもの好きはホルモンの関係

女性は甘いもの好き


女性は甘いものが好きです。

その原因は女性ホルモンにあります。

ですから甘いもの好きはやめたいと思ってもやめられないのは仕方のないことなのですが、これをきっちり制御する方法をお話ししましょう。

甘いものはやめたいけどやめられないのが普通


女性ホルモンは甘いものを好きにしてしまうのです。

ですから甘いものはやめたいと思ってもやめられないのは普通のことです。

甘いものを食べすぎれば太ってしまうことは誰でも知っています。

甘いものをなんとか食べないでおこうと必死の努力をされているのではありませんか。

その甘いものが好きというのは当然のことで貴女だけのことではありません。

甘いものの良い食べ方をお話ししましょう。

ただ、その前に一体なぜ甘いものを食べると太るのか理解しておかなくてはなりません。

甘いものを食べると太る理由


甘いものでもそんなにカロリーは違いません。

多少多いことは間違いありませんがとんでもなく高いわけではありません。

100g当たりのカロリーを比較してみましょう。ご飯を標準としてください。

  ご飯      168kcal
  砂糖      377kcal
  アンパン    263kcal
  ショートケーキ 344kcal
  食パン     264kcal

甘いものでもせいぜいカロリーはご飯の1.5倍か2倍くらいのものです。

甘いものを食べると太るというのは、甘いもののカロリーが高いからというよりも、甘いものを食べ始めると止まらなくなってしまい、食べすぎてしまうことが第一原因となることがほとんどです。

ご飯なら適当なところで止めることができますが、甘いものだと、甘いものが好きだから止まらないのです。

ですから知らないうちに甘いものを食べすぎてしまって太ることになるわけです。

ご飯と甘いものとは本質的には同じなのです。

どういうことかといいますと、実はご飯は糖の分子がたくさん集まって出来ていますが、腸の中で単糖にまで分解されて血液中に吸収されます。

甘いものは糖の分子が比較的少なく集まっているだけですので甘いという感じもしますが、簡単に単糖にまで分解されて血液中に吸収されてしまいます。

甘いものは分解の速度が違うだけのことで血液中に入るのは同じ単糖なのです。

ちょっと簡単に原理だけ説明しましたが、糖質のほかに脂質やたんぱく質などもありますのでこの点は多少違ってきますけれども大まかにはカロリーとして同じなら同じと考えていただいても大きな間違いではありません。

要するに甘いものだから太るのではなく、甘いものでもカロリーが同じならご飯と同じです。

甘いものといっても、甘いのはチョコレートやショートケーキばかりではありません。

普段の食事の味付けも甘いもの好きな女性が多いようです。

副食品の味付け程度の糖分ならそんなに気にするほどのカロリー増加にはなりません。

高血圧や糖尿病の塩分のように気を使うことはありません。

ただ、甘い味付けですと美味しく感じられ、食が進んで食べ過ぎてしまう可能性があります。

この点に注意が必要なのです。

甘いものだから太るのではなく、甘いものだとつい食べ過ぎるから太るのです。

甘いものが好きでやめたいのにやめられない


女性の方は女性ホルモンが甘いものを要求するという研究結果が出ています。

女性の方が甘いものが好きなのは女性ホルモンの影響が大きくかかわっているのですから、甘いのが好きならば食べても良いのです。

(ただしカロリー計算してください)

でも、甘いのが好きでもやめられないことはありません。

甘いのが好きでもやめられます。「甘いのを食べても良いこと」と、「甘いのをやめられること」の2つのお話をしましょう

甘いもの好きなら甘いのを食べても良いです


ただしカロリー計算してです。

一日ならうんと甘いものを食べ過ぎても構いません。

甘いものが好きで、その甘いものを食べても構わないというわけですからそんないいことはないでしょう。

ただし、次の日からカロリー低減に心掛けて、1週間で元の状態に戻します。

つまり、日によって甘いものを食べ過ぎても良いですが、一週間の全カロリーとしては食べ過ぎにならないようにするわけです。

これは一つの良い方法だと思います。毎日毎日我慢するのでなく、一週間に一日か二日は甘いものを食べても良いのですからストレスはたまらないです。

ただもう一度言いますが、別の日には大分減食してくださいね。一週間単位で目標カロリーにするのです。

甘いものを食べなくてすませる方法


これがダイエットの秘訣になるのですが、無理なく食べたいものを食べずにすむ方法があります。

我慢すれば一応はよいのですが、我慢はつらいです。我慢できるのなら何も苦労はされないでしょう。

その秘訣というのは、ほかのもので腹いっぱいの状態にしておけば、いくら好物でも食べたいという気持ちはおこりませんから我慢しなくても良いということです。

でも、ほかのもので腹いっぱいにすればやっぱり太ってしまうといわれるでしょうが、そうではありません。

カロリーの低いもので腹いっぱいにしておけばよいのです。

お腹がすいているとき、大好きな甘いものが目の前にあればどうしても食べたくなります。

甘いものが好きでやめたいのにやめられないと言うのは、実はお腹がすいていることが原因なのです。

腹いっぱいのときならいくら甘いケーキでも食べたくありませんよ。

今述べたダイエットの秘訣は、原理であって実際にはそうはいきません。

なぜなら最初腹いっぱい食べておいても、時間とともにお腹はすいてくるからです。

なるべく時間がたってもお腹がすいてこない食物を食べておけば、時間がたった後でも、少しのがまんで甘いものを食べなくても良いわけです。

時間経過してもなかなかお腹がすいてこないという食べ物のことを腹持ちが良い食べ物といいます。

カロリーが低く、腹もちのよい食べ物があります。

カロリーが低く腹持ちの良い食べ物


それはオートミールです。

オートミールはオーツ麦を加工して作られていますが、大変たくさんの食物繊維を持っています。

しかもその食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維という2種類の食物繊維からできています。

水溶性食物繊維は水分を含んで膨張しますので少しの量でお腹がふくれます。低カロリーでお腹がふくれるのです。

不溶性食物繊維は便秘を予防してくれます。食物繊維というのは人間の消化酵素では消化されないものなのです。

多くの場合、ダイエットのために低カロリー食にすると、おなかがすいてたまらなかったり、少量のために便が少なく、便秘になりがちですが、オートミールはその両方を解決してくれる食品です。

オートミールは甘い食品ではありません。ほんのりとした甘さは持っていますが薄味です。

オートミールの食べ方として、甘い味付けにするという人もあります。甘い味にするのに蜂蜜を使うのです。牛乳でお粥にして蜂蜜で甘い味にします。

味付けのことはさておいて、ダイエットするためなら朝食をオートミール30gで作ったお粥にするとよいです。

ダイエットしなくてよいなら、50gか60gのオートミール粥が良いでしょう。これなら昼までほとんどお腹はすいてきません。

甘いものが欲しくてたまらないという要望はわいてこないでしょう。

ただ、オートミールを手に入れることができない場合があります。

スーパーに売っていればよいですが、売っていないところの方が多いようです。

また、スーパーでは売っていたとしてもたいていインスタントオートミールです。

長く続けたり、少し変わり映えのするものにしてみたりするには別の種類のオートミールが必要です。

そのようなときにはオートミールは通販で買うことができます。色々の種類を売っています。

まあ、最初はインスタントオートミールから始められるのが無難だと思います。



参考

甘いもの好きにする女性ホルモン

ラットでの実験の結果が発表されています。

それによりますと、オスと、メスを別々のケージに入れて、水と砂糖水を飲んだ量を測りました。

水の飲み方はオスもメスもほぼ同じでした。

しかし、砂糖水の飲み方では、メスはオスのほぼ倍くらい飲んでいました。

今度は同じメスどうしですが、ひとつのグループは女性ホルモンを少なくしてやりました。

その結果、女性ホルモンを少なくされたメスは、普通のメスよりも砂糖水の飲み方が減りました。

逆に、女性ホルモンを大量に与えられたメスは、砂糖水をがぶ飲みだったそうです。

このように、女性ホルモンは甘いものを食べたくなる性質を持っているのです。