効果的ダイエット方法/満腹感の秘密満腹感の秘密
「効果的ダイエット方法」という中には、結果としての話と、手段の話とがあります。 ここで述べるのは、手段としての話です。 効果的にダイエットするためには、大抵の場合カロリーダウンしなければなりません。 ローカロリーな食事は本当の所、あまり美味しくはありません。 高カロリーなものは一般的には美味しく感じられます。 美味しいものを食べながら摂取カロリーをダウンしようとしますと、少量しか食べることが出来ませんので、とても満腹感を感じることは出来ませんし、少ししますとお腹がすくのが常です。 満腹感は食事の味や質にも左右されますが、胃の中で大きな体積を占めてくれば当然満腹になります。 しかし満腹感はそれだけで出てくるのではありません。口をたくさん動かしたことも満腹信号になります。 もう一つが血液中の糖の濃度です。 これが高くなると脳は満腹と感じます。 食べ物を食べて消化吸収するということは、食べたものを分解して腸壁を通過し、血液の中に取り込むことです。炭水化物の場合は、分解されて糖として血液中に吸収されます。 このため、血液中の糖の濃度が上昇してきますと、脳は良く食べたのだと判断し、もう満腹だと感じるのです。 血液中の糖の濃度のことを血糖値と言います。消化吸収されて血糖値が上昇してくるのにはある程度の時間が必要です。 早食いは大食いになるのは、血糖値が上昇してこないうちに沢山食べてしまうからです。 ゆっくり食べると血糖値が上昇してきますので、まだ沢山食べていなくても満腹感を感じてしまうわけです。 満腹感について、脳をごまかしたことになるのかもしれませんが、これはダイエットにとってとても効果的な方法です。 極め付きは、一皿だけ食べて、中休みすることです。 約15分ほど箸をおいておきますと、その一皿が血糖値を上げますので満腹感を感じられるのです。 例えば全部て゛三皿で予定のカロリーになるのでしたら、後の二皿は食べがいがありますよ。 もういいというほどの感じで食べることが出来ます。 更に、カロリーダウンしても満腹感が得られやすく、腹持ちも良いのは、食物繊維の多い食事をすることです。 例としては、野菜入りのオートミールなどもあります。オートミールは炭水化物が多く、食物繊維も多く含んでいます。 食物繊維は水分を吸収し、体積が大きくなりますので、少量でも満腹感が得やすいです。 これを中休みして食べれば、ひょっとすれば食べきれないかもしれませんよ。 オートミールの食物繊維は炭水化物を包み込みますので消化酵素に触れる機会が少なくなり、なかなか消化されず腹持ちがよいのです。 オートミールに限ったことはありません。 食物繊維の多い食事を少量づつ何品か用意するとよいです。 満腹感は、胃の中の食べ物の体積だけで感じるのではありません。血糖値の上昇も満腹感を与えるのです。 中休みして食事するのは、満腹感が得られやすく、効果的なダイエット法となります。 |
|