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悪玉と善玉コレステロール
悪玉コレステロールは脂肪を蓄積し、善玉は脂肪を取り去る働きをします。 善玉と悪玉はほんの少し構成比が違うだけで同じ構造をしています。 コレステロールを減少するにはオートミールなどの食物繊維を食べるのがよいです。 コレステロールとはコレステロールが高いとか言いますが、これはコレステロールが血液中に含まれている量のことを言っているのです。 それは当たり前のことのように思われます。 しかし本当のコレステロールという脂質自身は水に溶けず、したがって血液にも溶けないのです。 この本当のコレステロールと言う脂質は細胞にとってなくてはならない物質です。 水に溶けるため、すなわち血液に溶けて輸送可能とするために、この本当のコレステロールと言う脂質の表面をリポタンパクが覆っています。 リポタンパクで覆われると水に溶けることができるようになります。 このリボタンパクで覆われたコレステロール、これをコレステロール複合体と言いますが、.通常はこの値を指してコレステロールが多いとか少ないとか言っています。 しかしその量のみでなく、本当のコレステロールという脂質とそれを覆っているリポタンパクの比率が問題になってきます。 善玉とか悪玉と言うのはこの比率によるのです。 単にコレステロールとは言わず、HDL コレステロール、LDL コレステロールと言われるのはこのためです。 この善玉と悪玉の違いは、コレステロールを体内輸送するための複合体を作るときの、コレステロールとリポタンパクの比率の違いによるものであり、コレステロール分子自体の違いではありません。 善玉と悪玉コレステロール善玉と悪玉コレステロールも同じ構造コレステロールは脂質ですが血液と言う水分の中に入っています。 油と水がなぜうまく混じり合っているかちょっと不思議な感じがします。 そのなぞを解くのはリポタンパクという特殊なたんぱく質です。 リポタンパクは水にも油にもなじみやすいたんぱくで、脂質を取り巻いてリポタンパク複合体を作ります。 リポタンパク複合体は外側が水になじみやすい構造になっていて、血液に溶け込むことが出来るのです。 そのリポタンパク複合体の内側には、コレステロールが入っています。 悪玉も、善玉も同じリポタンパク複合体の構造なのですが、コレステロールとの比率が違うだけなのです。 悪玉 少しだけ脂質の割合が多く、軽いリポタンパク複合体となり、これをＬＤＬ、通称悪玉といいます。 コレステロールは大体４５％です。 善玉 脂質の割合が少しだけ少なく、重いリポタンパク複合体なっているものを、ＨＤＬ、通称善玉といいます。 脂質の割合が少ない分、リポタンパクの割合が増していますから比重が重くなります。コレステロールは約24％になります。 善玉と悪玉の働きリポタンパク複合体の表面にはアポリポタンパク質があります。 このアポリポタンパク質が細胞のコレステロールを運び去るのか、置き去るかを決定します。 細胞のコレステロールを運び去るならば善玉であり、置き去るならば悪玉です。 コレステロールの輸送はそれぞれの場面において固有の役割を担うリポタンパク質などキャリヤーの働きによって決まってくるのです。 コレステロールの輸送は胆汁酸とリポタンパク質が関係する 肝臓→胆汁→小腸→肝臓を経る腸肝循環 と、LDL や HDL が介する 肝臓→血漿→末梢→血漿→肝臓の血漿循環 とがあります。 しかし大まかに言えば、肝臓から末梢へのコレステロール輸送は LDL が担当し、抹消から肝臓への輸送はHDLが担当するわけです。 そのためLDLは悪玉コレステロールと言われ、HDLは善玉コレステロールと言われているのです。 食物繊維はコレステロールを減少させるコレステロールの循環のうち、肝臓に戻ってきたコレステロールは、胆汁酸胆汁として十二指腸に排泄されます。 この胆汁は十二指腸で腸管内に分泌されるのですがその大部分は小腸において再び吸収される仕組みになっているのです。 このところはダイエットにとってとても大切なところです。 体内に有った体脂肪は、一度肝臓に行き、小腸を通って再び体内に戻って行くと言うのです。 小腸に出てきたところがチャンスです。 ダイエットには非常に都合の良い所です。 食物繊維で胆汁を処分することができればよいわけです。 オートミールは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を沢山持っています。 水溶性食物繊維は糊のような感じのドロドロしたもので、何にでもまといつきます。 不溶性食物繊維は腸壁を刺激してぜんとう運動を活発化させ、排泄を促します。 ですから、コレステロールが胆汁になったところへオートミールの水溶性食物繊維を送り込んでやればよいのです。 オートミールの水溶性食物繊維は胆汁にまといつき、不溶性食物繊維の働きと相まって排出してしまうことができます。 再吸収されなくなるために、体脂肪は減少していくわけです。 オートミールのカロリー計算だけでなく、このような効果をうまく活用すると良いのです。 オートミール ダイエットTOP
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