高血圧症

高血圧症

高血圧症


オートミールの食物繊維は血液中のコレステロールを低下し、動脈硬化を防止すると言われています。

コレステロールの過多は動脈硬化を促進し、高血圧を進行させます。

このことからオートミールの高血圧症改善を理解することが出来ます。

高血圧症とコレステロールとの関係をしっかりと知っておかねばなりません。


血液を全身に送っているのは当然ポンプとしての心臓ですが、この心臓が収縮するとき最高の圧力が発生し、心臓が拡張したとき最低の圧力になります。

これらの圧力をそれぞれ、最高血圧、最低血圧と言います。

俗には、上の血圧、下の血圧などとも呼ばれます。


正常な血圧の範囲は、最高血圧が140mmhg以下で、かつ、最低血圧が90mmhg以下の場合です。

例えば、最低血圧が85mmhgであっても、最高血圧が150mmhgならば正常範囲ではなく、高血圧症に入ります。

血圧が高くなりますと、心臓はより大きな圧力で血液を送り出さなければなりませんので、心臓の筋肉は大きくなり、心臓肥大になっていきます。

心臓は、肥大することによって機能は低下してきます。


高血圧と動脈硬化


血管の内壁にコレステロールがくっつき、通り道が細くなると、圧力を高めないと血液は十分送れなくなります。

このことは、動脈硬化が起こると高血圧症になることを示しています。

この状態では一応血流量は足りていますが、それは、圧力を高めて細い通り道の中を、血液が高速度で流れているからです。

ところが、高速度で流れますと、血管は傷つきやすくなります。

傷が付きますと、そこから変性コレステロールが入り込み、マクロファージが取り込みにかかります。

マクロファージはコレステロールを分解しきれず、そこにはプラークと言われるこぶ状の塊りが出来、血管は硬くなります。

このため血管の壁は肥大し、通り道はますます狭くなります。

動脈硬化が促進されたわけです。

要するに、

 コレステロール付着  動脈硬化  高血圧  コレステロール付着 ・・・

を繰り返すわけです。

玉子が先か、ニワトリが先かのようなことになり、高血圧と動脈硬化は相乗的に進行するのです。

この進行を支配しているのはコレステロールなのです。

コレステロールが多すぎたからこの現象が生じるのです。

オートミールによってこれを防止することが出来ます。(別項参照)