弛緩性便秘

弛緩性便秘

弛緩性便秘


便秘の種類はいくつかありますが、弛緩性の便秘と言うのがあります。

腹筋力の低下で、大腸が下垂して充分な活動が出来なくなってしまい、便を送り出すためのぜんどう運動が弱くなるために起こるのが、弛緩性便秘です。

運動して腹筋を鍛えることが第一ですが、オートミールなどの食物繊維を摂り、便の量を多くして大腸を刺激することも改善策の一つです。

弛緩性便秘と言うのは、大腸全体の動きが悪く、便を送り出す力が弱いための便秘です。

大腸全体の動きを悪くしている原因としてよくあるのが大腸の下垂です。

大腸の下垂した原因は大抵腹筋力の低下です。

慢性の便秘になります。


このタイプの便秘になりますと、お腹が張っている感じのする腹部膨満感、なんとなく便が残っているような感じのする残便感、食欲低下、肩こり、頭痛、手足の冷えなどの症状を伴う場合もあります。

腹筋力の低下は大腸下垂を起こすだけではありません。

排便するときイキムことによって腹圧を高め、排出作用を高めるのですが、腹筋が弱いとこの力が出せません。

そのためただでも出にくい便が出せなくなってしまいます。


不適切なダイエットも腹筋を弱め大腸下垂を生じます。

ダイエットは健康的に行わなければなりませんが、単に体重を落とせばよいとの考え方では、脂肪と同時に筋肉まで落ちてしまうからです。

不適切なダイエットとして、食べる量を少なくすることも便の量を少なくしてしまいますので、腸の送り出し作用を低下させてしまいます。

繊維質のもの、例えばオートミールなどは、食べたものにまといついて水分を吸収し体積膨張しますので、便の量も増えてくれます。


弛緩性便秘は腹筋低下のほか、内臓を支える筋肉が弱く胃や腸が下垂している人、病気などで体力が低下している人、高齢者、筋肉の薄い細すぎる人などのなりやすい便秘です。