直腸性便秘

直腸性便秘

直腸性便秘


便秘にはいくつかの種類がありますが、直腸性の便秘と言うのがあります。

直腸のところまで便が下りて来ているのになかなか出にくい便秘です。

出にくい原因は、直腸の便意神経が鈍くなってしまっているからです。

毎朝忙しいとか、いつも便意をがまんしていると直腸の神経は鈍くなってきます。

オートミールなどの食物繊維と水分を多く摂り、便を軟らかく、量を多くして大腸を刺激することも改善策の一つです。


直腸性便秘と言うのは、便がもうすぐ出口と言う直腸のところまで下りてきているのに、便意が弱く、なかなか便が出てくれない便秘のことです。

便意が弱いと言うことは、直腸の神経がにぶくなっしまったために、便が来ていても排出しようと言う指令をなかなか出さないと言うことです。

直腸に便が送り込まれても、直腸が排出しようという便意を生じにくいため、その上の結腸も協力してくれません。

結腸は、直腸の神経が生じる排出の指令によってぜんどう運動を起こし、便を送り出すようにするのが正常なのですが、直腸からの指令が弱いとか来ないためにぜんどう運動を行わないのです。


長い間溜まっている便は、水分を失い、カチコチになってきます。

その奥にはやわらかそうなのがあるにしても、このカチコチの便が栓をしてしまい、思い切りいきんで腹圧をかけて、・・やっとの思いで出ていただく。

そんな状態になりがちです。


しかしなぜ直腸の神経が鈍くなってしまったのでしょうか。

直腸の神経を鈍くしたのは、あなた自身です。

あなた自身のこれまでの生活に原因があるのです。

便意があるのに、我慢することが多かったのではありませんか。

たとえば、朝、時間が無いために、トイレへ行きたいと思っても、まあちょっとがまんしよう、というわけでそのまま出かけてしまったり、職場でも、出したくなってきても打ち合わせの時間が迫っていたりして我慢することが多かったのではありませんか。

あるいは、本当は腹筋が弱いための便秘なのに、浣腸で無理やり出したりしていませんでしたか。

このようなことを繰り返していると、直腸の感度はどんどん悪くなってしまうのです。


オートミールなど食物繊維の多い食品と、多目の水分を摂ることに心がけましょう。

朝の食事後は、便意がなくてもトイレに行く癖をつけましょう。

朝食後のトイレを続けるうちに、だんだんと身体が覚え、便意が起こりやすくなってくるでしょう。