心筋梗塞の予防

心筋梗塞の予防

心筋梗塞の予防


オートミールの水溶性食物繊維は、コレステロールを減少させ、動脈硬化を改善します。

心筋梗塞は、心臓の冠動脈が動脈硬化して血流が停止するために起きます。

オートミールは動脈硬化を改善するため心筋梗塞も予防します。


動脈硬化が進み、血管壁が硬くもろくなり、血液の通り道が狭くなってきますと、血管の内側は傷つきやすくなります。

血管の内側の細胞、内皮細胞がはがれますと、その傷を修復するために血小板が集まってきて凝固します。要するに傷口をふさぐわけです。

しかしただでさえも狭くなっている血管の通り道はこの血小板の凝固のためさらに狭くなってしまい、十分血液を流すことができなくなります。

心臓のエネルギーを供給している冠動脈にこのことが起こりますと、心臓の筋肉にエネルギーが十分届かなくなってしまいます。

つまり心筋が酸素不足に陥るわけです。

これが狭心症です。


心臓においてこのような状態となっているとき、その血小板の凝固の塊りがはがれて移動し、別の狭くなっている所に詰まってしまいますと、その先の血流は完全に停止してしまいます。

このため心筋の細胞は死んでしまいます。

これが心筋梗塞です。


動脈硬化はこのように非常に重大な結果を引き起こす恐れのある危険性を持っています。


オートミールは、その含有している水溶性食物繊維の活躍で、動脈硬化を改善する働きを持っています。

オートミールの水溶性食物繊維は、腸の中で胆汁酸を包み込んで排出します。

胆汁酸は動脈硬化の元となるコレステロールから作られていますので、オートミールはコレステロールを低下させる作用を持っています。

順を追ってまとめてみますと次の様になります。


オートミール>水溶性食物繊維>胆汁酸排出>コレステロール低下>動脈硬化改善>心筋梗塞予防


すなわちオートミールは、心筋梗塞を予防する働きをするわけです。