肥満の改善

肥満の改善

肥満の改善


オートミールの食物繊維は、コレステロールを減少させ、余分な脂肪を減少させます。

すなわち、オートミールはダイエットに適しているのです。


オートミールは穀物の中ではトップクラスの食物繊維含有量を示しています。

食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と、水には溶けない不溶性食物繊維の2種類があります。

例えば玄米は不溶性食物繊維は持っていますが、水溶性食物繊維は持っていません。

意外に水溶性食物繊維を持っている穀物は少ないのですが、オートミールは水溶性食物繊維も、不溶性食物繊維も、その両方を持っています。


オートミールの水溶性食物繊維は、腸の中で胆汁酸にからみつき、排出する作用を持っています。

この胆汁酸は、身体の中のコレステロールを善玉が肝臓に回収してきてそれを分解したものです。

また、オートミールのもう一つの食物繊維、不溶性食物繊維は、腸壁を刺激して排出活動を促します。

オートミールの摂取により、このようにして胆汁酸を排出しますと、腸内の胆汁酸が不足しますので、肝臓はコレステロールを沢山分解して胆汁酸を沢山出してきます。

それにつれて善玉のコレステロール回収も多くなり、身体の中のコレステロールが減ってくるわけです。

コレステロールが減れば脂肪が減ります。

要するに、オートミールはコレステロールや脂肪を減少させる作用を持っているのです。

順を追ってまとめてみますと次の様になります。


オートミール>水溶性食物繊維>胆汁酸排出>コレステロール減少>脂肪減少>肥満の改善


すなわちオートミールは、結果的には、脂肪を分解排出して肥満を改善する働きを持っているわけです。


さらに、オートミールの食物繊維は水分を吸収して体積膨張しますので、少量でも満腹感を得やすく、カロリー低減が容易に行えます。

加えて、食物繊維は消化吸収されませんので、腹持ちがよく、間食が欲しくてたまらないということを防止します。

オートミールと別の食品で、ほとんどカロリー0というものもあります。しかしこれは確かに短期的な体重減少にはよいかもしれませんが、栄養のバランスの点で問題が生じます。

最低限のカロリーを摂らないと内臓を傷めたり、筋肉を減少させたりして健康的なダイエットはできません。

リバウンド防止のためには筋肉はつけなくてはならないのです。

オートミールは立派な主食となりうる穀物です。炭水化物をはじめ色々のミネラルを十分持っています。

ダイエットには、色々の栄養素をとりまぜながらカロリー低減をしなくてはなりません。

オートミールを少量食べるのが良いわけです。

すなわち、オートミールはダイエットにおいて最も適した食品ということが出来ます。