高血圧の被害

高血圧の被害

高血圧の被害


高血圧になりますと、長い時間をかけて心臓や血管にダメージを与え続けます。

高血圧の被害は腎臓や下肢、網膜などにも及びます。

どのようにすれば高血圧を予防できるかと言いますと、肉類を避け、菜食主義にするのが一番です。

中でも食物繊維を多く持っている穀物、オートミールが適しています。

オートミールは水溶性と不溶性の2種類を食物繊維ともにたくさん持っています。

水溶性食物繊維は食べたものの中のコレステロールに絡み付いてそのまま排出したり、胆汁酸を包み込んで排出したりします。

血液中にコレステロールの供給が減り、結果として高脂血症や動脈硬化を予防し、高血圧を防ぐ効果があります。

不溶性食物繊維は腸壁を刺激し排便を促します。

このため、オートミールは血液をさらさらにする効果を持っているわけです。

このためオートミールは高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防に大変有効なのです。

オートミールは、ドロドロ血やベトベト血になることを防ぐ性質を持っていますので、高血圧の予防にもなります。


しかし、もし高血圧になりますと、その高い血圧は色々の悪さをします。

長い時間をかけてじわじわと傷めますので、自覚症状はほとんどなく、本当に困るのです。

高血圧によってもっとも被害を受けるのは血管です。

動脈硬化は高血圧を促進し、高血圧は動脈硬化を促進します。
血管はまるで古いゴムホースのように、高い圧力で弾力を失い、もろく破れやすくなり、配水管の内側のようにごてごてにコレステロールがくっ付いて血液の通り道は狭くなってきます。


心臓は、血液を高い圧力で送り出さなくてはならないため、心臓の筋肉つまり心筋が肥大してきます。

動脈では、動脈硬化によって破れやすくなり、脳の動脈が破れれば脳卒中、眼底であれば眼底出血、腎臓ならば腎不全、胸部や腹部の動脈ならば動脈瘤になります。

動脈瘤が破裂しますと生命の危険性も出てきます。

下肢、つまりひざより下の足ですが、ここの血管が高血圧でおかされますと、閉塞性動脈硬化症となって、最終的には足が壊疽してしまいます。