血圧変動 魔の時間

血圧変動 魔の時間

血圧変動 魔の時間


注意を要する時間帯は、午後2時から4時頃にかけてのピークと、朝4時から6時頃にかけての活動開始のときです。

さらに短時間的な高血圧にも注意が必要です。

オートミールはドロドロ血やベトベト血になることを防ぐ性質を持っていますので、高血圧の予防にもなります。

オートミールの水溶性食物繊維は食べたものの中のコレステロールに絡み付いてそのまま排出したり、胆汁酸を包み込んで排出したりしますので、血液中にコレステロールの供給が減り、結果として高脂血症や動脈硬化を予防し、高血圧を防ぐ効果があります。

すなわち、オートミールは血液をさらさらにする効果を持っており、オートミールは高血圧や動脈硬化など生活習慣病の予防に大変有効なのです。


しかし不幸にして高血圧になったとき、特に注意しなければならない時間帯やそういう瞬間があります。

急激な血圧変化が発作の引き金になるからです。


一日のうちでも血圧は変動しています。

一般に午後2〜3時頃に一番高くなり、夕方にかけて徐々に低くなってきます。

夜間睡眠中はさらに低くなりますが、早朝4時ころから戻り始め、8時頃にかけて元に戻ります。

そうして午後2時頃まで大体一定値を保ちます。

この傾向は、収縮期血圧(上の方の血圧)も、拡張期血圧(下の方の血圧)も、同じような傾向を示します。

しかしこの傾向は、あくまで一般の傾向であり、職業などによっても個人差が大きいです。

さらに、時間単位、分単位、秒単位でも血圧は変動しています。

例えばトイレでいきめば、そのいきみに合わせて血圧は上昇します。


高血圧で注意しなければならないのは、心筋梗塞や脳卒中の発作が起こることです。

その発作は血圧の高くなるときに起こりやすいのです。

心筋梗塞を起こす人は、本来低下するはずの夜間でも高い場合がありますので、自分の一日の血圧変動をよく知っておくことが必要です。


一般的に注意を要する時間帯は、午後2時から4時頃にかけてのピークと、朝4時から6時頃にかけての活動開始に伴う血圧の上昇し始めの時間帯です。

この早朝高血圧は、出勤前など気ぜわしくしているときに急激に上昇することがあり、注意が必要です。


注意しなければならないのは、時間帯ばかりではありません。もっと短時間の瞬間的な血圧上昇にも注意しなければならないのです。

血圧が高いときもそうですが、「血圧の高くなるとき」、という変動の瞬間も危険なのです。

  トイレでのいきんだとき。
  熱い風呂に入ったとき。
  いらいらカッカとしたとき。
  ゴルフのショットのとき。


高血圧の怖さは、血管の破れだけではありません。

ドロドロ血や、ベトベト血のように高脂血症や糖尿病を伴っている高血圧の場合は、血栓が問題になります。

血圧の変動時に、血管内壁にくっ付いていた塊りが剥がれて流れ、別のところで詰まってしまうのです。

心筋梗塞や脳梗塞もこのような血栓によって血流が遮断されるために起こるのです。


やはり一番大切なことは、ドロドロ血や、ベトベト血を改善しておかねばならないということです。