オートミールの原料オーツ

オートミールの原料オーツ

オートミールの原料オーツ


オートミールはオーツ麦を加工して作られています。

オーツ麦はそのままでは調理するのに時間がかかるるのです。

短時間で出来るように、挽き割りにしたり、蒸してローラーで平たくつぶしたりしてあります。

オーツ麦は燕麦とも言われ、食物繊維が豊富です。

オーツ麦は英語では oats と言いますが、日本語では燕麦(エンバク)とも言います。

原産地は中央アジアのトルコ、イラン地方のザグロス山地とされています。

小麦は紀元前に既に栽培されておりましたが、そのころ小麦畑の中に混じっていた雑草が、このオーツ麦です。

雑草であるためか、性質は丈夫で、耐寒性に優れています。

性質が丈夫であることから、不良な気候や土地で小麦や大麦の不作に備えて混作栽培されるうち、徐々に独立した作物になったのです。

今はオートミールに加工されますが、一世紀の終わりごろには既にヨーロッパにおいて主食として用いられる大切な作物として栽培されました。

しかしオーツ麦を食べられるように調理するのにはずいぶん苦労されたことと思われます。

モミガラである外皮は当然取り除きますが、中身の表面についている表皮が思いのほか取り除きにくいのです。

この表皮には食物繊維が多く含まれています。

おそらく挽き割りにして、長時間水に浸してから煮ていたものと考えられます。