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水溶性食物繊維
水溶性食物繊維水溶性食物繊維とは水に溶ける水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維とがあります。 この水溶性食物繊維も、不溶性食物繊維も、食品の中に含まれる成分です。 人間の消化酵素では消化吸収されない成分のことを言います。 オートミールは食水溶性食物繊維も、不溶性食物繊維も両方とも持っています。 たとえば、玄米などは水溶性食物繊維はほとんどなく、大部分が不溶性食物繊維です。 オートミールが水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方を持っていることは、ダイエット用食品として非常に都合がよいのです。 また、オートミールがこのように両方の食物繊維を含有することは健康のためにも極めて良いことなのです。 昭和天皇がオートミールを好んで食されていたことは広く知れていることですが、この健康効果を期待されたためといわれています。 オートミルの食物繊維含有量オートミール100gの中には、食物繊維が9.4g含まれており、穀類の中ではトップクラスです。 食物繊維とは、「人の消化酵素で消化されない食品中の成分」、と定義されています。 都合のよいことに、オートミールは、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれています。 水溶性食物繊維は水分を吸収して膨張し、摂取した食品に絡みつきますので、消化吸収が遅くなり血糖値の急激な上昇を抑制します。 また、この水溶性食物繊維は食べたものの中のコレステロールに絡みつき、排出してしまう効果もあります。 米には含まれていないのですが、オートミールにはこのような働きを持った水溶性食物繊維が含まれています。 水溶性食物繊維の成分水溶性食物繊維は次のような成分で出来ています。 ペクチン 果物に多い グア 豆酵素分解物で、増粘安定剤として用いらます アガロース 紅藻の細胞壁の主要構成要素、寒天の主成分 グルコマンナン こんにゃくの主成分 ポリデキストロース 化学的に合成された人工の水溶性食物繊維 アルギン酸ナトリウム 褐藻の細胞壁の主要構成要素、コンブなどに多い 水溶性食物繊維の働き水溶性食物繊維は水に溶け、人間の消化酵素では消化されない食品中の成分です。 水に溶けるということは水溶性食物繊維は水分を吸収しやすいということにつながります。 水溶性食物繊維は、水分を吸収してのりのようになります。 オートミールに水や牛乳を加えて少し温度を上げますと、すぐ分かることですが、驚くほど水分を吸収して体積が膨張し、おかゆのようになります。 これは水溶性食物繊維が水分を吸収したためです。 さてこの水溶性食物繊維の多いオートミールのおかゆを食べますと、まずそれだけでお腹が膨れます。 水分を吸収して体積が大きくなっているからです。 そうして、水溶性食物繊維は消化吸収されないのですからいつまでもお腹の中に残ろうとします。 つまり長い間お腹が満たされているわけで、腹持ちがよいとも表現されます。 ただ本当にいつまでも残っているかといいますとそうではありません。 オートミールの不溶性食物繊維が腸壁を刺激し、排せつを促すからです。 ですから適当な時間で水分の多い柔らかな便として排出してくれるのです。 水溶性食物繊維は、水分に出会うと糊のようになって何にでも絡み付きます。 例えば一緒に何かコレステロールの多い食物を食べたとすれば、水溶性食物繊維はそのコレステロールに絡みつきます。 人間の消化酵素は水溶性食物繊維で覆われたコレステロールをなかなか消化できません。そのうち排せつされてしまいます。 オートミールの水溶性食物繊維は、コレステロールを排出する働きを持っているのです。 水溶性食物繊維の働きで余分なコレステロールが排出されれば、動脈硬化が予防されます。 つまり、オートミールの水溶性食物繊維は動脈硬化を予防するわけです。 この水溶性食物繊維の働きは高血圧の予防に役立つわけです。 そうなれば、この水溶性食物繊維は、心筋梗塞や脳梗塞も予防する効果を持っていることがご理解いただけることと思います。 高血圧はコレステロールが血管の内壁に付着して生じるわけです。 その付着したものがはがれて血管内を移動し、心臓の血管に詰まれば心筋梗塞ですし、脳の血管に詰まれば脳梗塞です。 コレステロールは人間が生きていくためにはどうしても必要なものですが、多すぎるのはいけないわけです。 水溶性食物繊維はコレステロールだけに絡み付くわけではありません。 水溶性食物繊維は炭水化物、つまり糖のもとにも絡みつき消化を妨げる働きをしますから、血中の糖の急上昇を抑えてくれます。 すると、インスリンを大量に出さなくてもよくなりますから膵臓への負担が減少します。 このことは、水溶性食物繊維が糖尿病を予防しているということになります。 炭水化物の多いものを食べ物を食べると消化吸収しますが、これは血中でブドウ糖として存在します。その値のことを血糖値といいます。 この血糖値が高くなると、膵臓からインスリンが分泌されるのですが、血糖値が急上昇するとインスリンも急激に出さねばならず、膵臓に負担をかけてしまうわけです。 仮に全量は同じでも、ゆっくり長い時間をかけて消化吸収すればピーク値が高くなりませんから膵臓への負担は少なくなります。 膵臓に負担を強いているとついには膵臓が壊れ、糖尿病になってしまいます。 水溶性食物繊維は素晴らしい働きをしてくれます。 人間のみならずペットにまで同じことが言えます。 欲しがるペットに食餌を少なくすることはかわいそうでできないのが普通です。 その結果ペットちゃんは肥満体になってしまうことがしばしばです。 我が家でもそうでした。少ししかエサをもらえないと、もっと欲しいといってお皿をなめまわし、甘えた声で欲しがります。 家内は食べすぎてメタボになったらいけないといって少ししか与えませんでした。 わたしは、寿命が短くなってもいいから欲しいだけやったらどうかといいましたが、結局家内の意見が勝ることとなり、ワンちゃんですが17年という長寿命をまっとうしてくれました。(平均は14年です) やっぱり食べすぎはよくないです。ほどほどにしないといけないことが実感されました。 少しお腹が満ちるように、オートミールをまぜた食餌を与えれば、総カロリーをおさえ、スリムで健康なペットに育てることもできます。 現実に、人間用はもちろんですが、オートミール入りのエサがペット用としても販売されています。 オートミール ダイエットTOP
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