有酸素運動

有酸素運動

有酸素運動


オートミールの食物繊維は、コレステロールを減少させますので、体脂肪も減少することができます。

しかしこのような食事療法によるダイエットにおいては、筋肉をつけ、骨も丈夫にして健康を保たねばなりません。


オートミールがコレステロールを低減するのは、オートミールの持っている水溶性食物繊維が腸の中で胆汁酸などにまといつき、そのまま排出する作用を持っているからです。

この胆汁酸は、コレステロールを分解したものです。

このため、オートミールによってダイエットとともに高脂血症を改善することが出来ます。

しかしリバウンドの防止なども考慮し、ダイエット中に運動することによって筋肉をつけ、骨も丈夫にしなければなりません。

運動すると言ってもこの運動には一つの条件が嫁されているのです。


その条件とは、「有酸素運動」でなければならないということです。

有酸素運動に対する言葉は「無酸素運動」です。

筋肉が活動する場合、例えばゴルフのショットなどの単発運動の場合にはATP反応という酸素を介しないエネルギーで活動します。

この反応は乳酸も伴わないため非乳酸性機構とも言います。

強い運動がもっと続く場合は、筋肉中のグリコーゲンを分解する乳酸性機構という作用に移りますが、ある程度乳酸が蓄積しますと筋肉の収縮活動は出来なくなってしまいます。

外から見ていると、力尽きた、という感じになります。


もう少し弱くて長く続く運動の場合は、体内に取り込まれる酸素を使い、ATPを再合成して糖質や脂肪を酸化してエネルギーを作り出します。

この機構を「有酸素機構」と言います。

有酸素機構の特徴は、脂肪などを酸化によって分解することです。

この機構で筋肉が活動する場合には体脂肪が減少します。

速歩やマラソン、ジョギングなど、持続性の高いスポーツでは有酸素機構が働きます。

このような運動、すなわち有酸素機構が働く運動を「有酸素運動」と呼んでいます。

オートミールなどによる食事療法でダイエットする場合は、この有酸素運動を行い、体脂肪を燃焼させるとともに、筋肉を付けることが望ましいのです。