オートミールダイエットとカロリー

オートミールダイエットとカロリー

オートミールダイエット

オートミールダイエットの基本は朝食にオートミールのお粥を食べることです。

そうすることで一日に300kcalのカロリー低減を目指しています。

オートミールは食物繊維を多く含むため、少量でも満腹感が得やすいダイエット用の食材です。

しかし、ある程度のカロリーは保有しており、朝抜きとは違いますし、寒天等の超低カロリー食とも違います。

健康上問題が生じないよう配慮し、一日あたり300kcal、一か月で1kgの体重低減を目指しています。

オートミールは食物繊維の含有量が穀物の中ではトップクラスです。

しかもオートミールの食物繊維は水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が入っており、ともに助け合って効果を発揮します。

オートミールダイエットは朝食にオートミールのお粥を食べるということだけです。

その効果は、一月で1kgのダイエットを目指しています。

このように、  kcal  カロリー  などと出てきますが、その意味を正しく理解しておいた方が良いでしょう。


栄養学における「カロリー」

カロリー

栄養学におけるカロリーと言うのは、熱量やエネルギーを表す単位として用いられる言葉です。たとえばオートミール100gの熱量は380kcalと表現されます。

ちょっとややこしいですから、落ち着いて、一言づつ理解してください。

摂取する食物から得られる熱量や、運動で消費される熱量、基礎代謝によって消費される熱量などについて適用される言葉です。

また、熱量と言うのはエネルギーのことで、その単位としてカロリーが使われるのです。

生物が体の中で使った熱量1カロリーは、空気中で燃焼させたときに発生した熱量1カロリーと同じであるとと定義されています。

オートミールでダイエットする場合、朝食にオートミールを30gほど使うと良いです。この時のオートミールの熱量は114kcalと言う計算になります。


kcal キロカロリー

食べ物はこれをよく乾燥して燃やせば、火が出て熱いです。

ご飯にしてもオートミールにしても、食べ物はすべてこの熱いという現象を生じる熱量、すなわちエネルギーを持っています。空気中で燃やしても、体内で少しずつ燃やしてもそのエネルギーを取り出すことが出来ます。

ご飯と言う食べ物と、オートミールと言う食べ物と、どちらがたくさんエネルギーを持っているかなどと比べる場合に、何かそのエネルギーの量を示すことが出来れば便利です。

そのために、物理学ではジュールを使いますが、栄養学ではカロリーを使います。どちらもそのものの持っているエネルギーの大きさを表す言葉です。

このエネルギーと熱量は同じことです。  オートミール100gの熱量は380kcal(キロカロリー)である、などといいます。

kcalと書いてキロカロリーと読みます。

これは1カロリーの1000倍で、1000カロリーのことを、1キロカロリーと言います。

かつては一文字目を大文字にして"Cal"と書いて「大カロリー」と呼んだりしましたが、"Cal"と"cal"はまぎらわしいために、今日では"kcal"(キロカロリー)と表記するようになっています。

ところが、日常会話ではキロを除いて、キロカロリーのことを単にカロリーと呼ぶこともあります。

また、「カロリー」と言う言葉は食品の持つ栄養価としても使われます。ご飯やオートミールなどその食品の持っている熱量を指す言葉ともなっています。例えば、「オートミールはカロリーが低い」とか、「揚げ物はカロリーが高い」などです。

こんにゃくはカロリーが低いですから、こんにゃくで作ったラーメンがダイエット食として用いられるなどと表現されます。

オートミールのラーメンはあまり聞いたことがありませんし、こんにゃくの本格的中華粥と言うのもあまり聞きません。

オートミールにはオートミールに合った食べ方があるわけです。

カロリーの話からずれて申し訳ありませんが、小麦粉からパンが作られますがオートミールからはパンが作りにくいのです。小麦はグルテンを沢山持っているため粘りが強く、固まってくれますが、オートミールはほとんどグルテンを持っていなく固まりにくいからです。

食べ物それぞれに特徴があって、それをうまく生かしてこそ美味しく頂くことができるわけです。